50年代のGRETSCHのフレット交換。 ・現状は。 ←ナットを外した所。フレットの両端が浮いているのが目視でも判る。この症状がほぼ全てのフレットに見られた。プレイ中に1弦がフレットと指板の間に入り込む事も度々あったようだ。 いびつになっていた指板のRとフレットの端の浮きにより、フラットに近い指板形状に見えていたこのギター。弦が張られた状態で抱えてみるとクラシックギターのように平らな指板に感じた。 ナットを取った断面からみると指板Rはいびつな形状になっているものの本来は緩やかなR(400R位?)がつけられていたように思える。 |
フレットを注意深く抜いていく。フレットの溝がやや緩くなっていた。 指板のエッジとポジションマークの端にキャラメル色の充填材がある。これは複数箇所指板全面に見られた。 |
このように6弦側の指板エッジに出来た欠けを補修したところがいたる所に見られる。これは過去に行われたフレット交換の際、古いフレットを抜くときにチップして出来たもの |
目立つ物なので指板調整の前に取り除き、補修することに。 取り除いた状態。 |
着色したエポキシ、大きな所はローズウッド片を埋めて補修。その後、指板調整を行う。 |
指板調整。 9fから14fに掛けて若干落ち込むように段が付いていたがネック自体には大きな反りもなく、ロッドの動きも問題ない。この段階できちんと平面を出してやれば弾きやすいギターになるだろう。 指板Rも作り直す。 |
フレット打ち込み。 フレット打ちの段階でなるべく全フレットの高さが揃うよう注意深く打ち込んでいく。 指板の平面が出ていて、フレットが正確に打たれていれば、仕上げ段階のフレットすり合わせが最低限の”調整”で済む。ここのところが出来ていないと、せっかく好みの形状のフレットを選んでもすり合わせで大きく削ってしまい、意味の無いことになる。 |
フレット打ち換え_仕上げ 余分なフレットエッジをカット。フレットエッジを整え。フレットのすり合わせを行う。 |
ナットも作り直す 素材は牛骨を選択。ビグスビートレモロをよく使うとの事なのでなるべくナット上での摩擦がおこらないようスロットを切る。 |
ユニバースにおいてのフレット交換は\30,000から。金額には指板調整が含まれます。(指板Rの変更及びナットの交換には別途料金が必要です。) 目安として。指板にバインディングがあるギターの場合プラス\6,000〜。 バインディングの交換が必要の場合は別途見積もりとなります。 ナットに関しましては、多くの場合フレット交換と共にナット交換を行う場合が多いのですが、元のナットが流用可能であれば必要はありません。ナット交換が含まれる場合はプラス\5,000〜。 フレットは数種用意のある物から選べるほか、各社純正フレットやステンレスフレットも選択可能です。 |
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