day after day__ December/1999


1999.12.30
午前中ゆっくりとし、午後から店内の掃除と整理を行う。相変わらずはかどらない。掃除中に初老の紳士が入ってきてウクレレを衝動買いしてくれる。ありがとうございました。
僕のなかでは今年のレコード大賞はモーニング娘。の「LOVEマシーン」で決まり。
それではみなさん、良いお年を。


1999.12.31
店内の少々の改装と年賀状書きで1日が終わる。整理と掃除は明日にまた行うことにする。
なんで、こんなことがおこる。ジョージ・ハリスン助かって良かった。


1999.12.29
今日で本年の仕事納めである。7月に開店以来のすべてのお客さんと協力してくれた方々、ありがとう。何とか年を越すことが出来ました。


1999.12.28
先日Martin OOO-28 を購入してくれたお客さんが来られ、「忘年会に持ち込んだら知らない間に傷を付けられた。」とのこと、見せてもらうとネック裏に等間隔で三つ凹みと傷がある。かわいそうに。その晩は明け方5時まで眠れなかったそうだ。これくらいは貫禄と慰めたのだが、大変気にいって買ってもらい、早速忘年会に嬉しそうに持ち込んだらしいのでやっちゃった人は言えなかったんだろうな。


1999.12.27
年内最後の月曜日(定休日)なので店を開ける。最近、大阪のTakahashi Stringsの高橋君と仕事の件で連絡を取り合うことが多く今日も相互に連絡を取り合う。まだハッキリとしない件なので申し訳ないのだが、うまく事が運ぶといいな。
昨日のLPのすり合わせを完成させる。が、色々雑用をこなすと今日もナットを作り上げるまでにはいきそうにない。


1999.12.26
Gibson LP custom のリペアを行う。フレットのすり合わせとナット交換の依頼である。日曜日なので日中よりお客さんもよく訪れてくれるので集中して一気にと言うわけには行かなかった。リペアも開店以来多くのお客さんにご依頼いただいたが、どうやら年内にすべてをお渡しすることは無理だろうな。


1999.12.25
先日76年のMartin HD28 が入荷した。ヘリンボーンモデルの再生産品の初期型である。これが出始めた頃は私は中坊。当然買える金額でなく指をくわえていたわけだが、商品としてだが手元に来るというのは感慨深い。


1999.12.24
335のナット溝の調整を行う。微妙な高さで弾きごこちが違うし、切りすぎると「フリダシニモドル」である。切っては確認の繰り返しで1弦を切ってしまう。その後、LPカスタムのリペアに入る。閉店間際にお客さんがチキンを差し入れしてくれる。ありがとう、おいしく頂きました。


1999.12.23
大阪から友人のギタークラフト・リペアマンの高橋君が浜松への所用のついでに店に寄ってくれる。彼はアメリカでギター制作を学び現在、東大阪市に工房をかまえ孤軍奮闘中である。大阪方面の方はひいきにしてやって頂きたい。現在ホームページを作成中とのことなので立ち上がった際はまた紹介したいと思う。
現在テレキャを制作中のTakahashi Strings のお問い合せは(E-mail : shuji-t@jc4.so-net.ne.jp)まで。


1999.12.22
ヤマザキ君という若者がいる。浜松市内のライブハウスでギターを弾いたり歌ったりしているヤツだ。共通の友人から彼が「近い内に自転車で大阪方面へ武者修行しに行くらしい。」とは聞いていた。
そんな彼が今日の午後現れた。ギターを背負い自転車に乗って。自転車に乗ったキカイダーのようだ。
今から出発するとのこと。なにもこんな寒いときに行かなくてもと思うのだが、彼の熱い気持ちはそんなこと関係ないらしい。彼曰く「大きな人間になってきます。」と言い残し出発していった。アコギを背負い、赤いメリダのマウンテンバイクに乗ってる奴がいたら彼かも知れない。修行の身なんでむやみにエサを与えない方がいいかも知れないが、見かけたら応援してやってほしい。
でも、ホントに無茶しないよう。ガンバレヤマザキ。


1999.12.21
朝、PCをたちあげると、またアメリカよりメールが届いている。「Tokai Love Rock」についてだ。しかし英語をしっかり勉強しておくべきだったと思う今日この頃である。


1999.12.20
今年最後の定休日を頂く。ほんとは店を開けようかとも迷ったのだが、風邪をひいてしまったので予定通り休むことにした。
志茂さんとウクレレの件で打ち合わせをする。完成はまだずっと先になるがご期待されたし。


1999.12.19
某楽器メーカーの方がFenderのストラトを購入してくれた。そこで冗談半分で聞いてみた。
私:「-----の人は-----のギターを使いなさい。ってことはないんですか。」
某:「いやっ、ない。ない。」
私:「そうですか。」
某:「だって、-----のギターって変なんだもん。」
私:「・・・・・。」...............僕は好きですけどね。


1999.12.18
335のナットを作る。お客さんの好みがもろに反映される所でもあり、交換前の方が良かったなんてことになるとしゃれになんないから時間をかけて行う。
先日のポールさんの注文のアコギStafford1200gig が届く。なかなか今風でかっこいい。サウンドホールのPUがJ160Eぽく鳴る。


1999.12.17
73年のFender JBのセットアップとPU・サーキット交換を行う。
アコギにストラップピンを打つ。なんでもない作業であるが、ギターに穴を開けるときはどうも緊張する。
夕方、char 好きのお客さんがピックガードを取りに来てくれた際、昨日行われたCBA(チャー、ボガード、アピス)の音を聞かせてくれた。すごいぞ。あんなふうにパワフルに年をとりたいものだ。ちなみに char はFender c/s のストラトを通して使っていたとのこと。新しいFender カタログに載ってるやつらしい。


1999.12.16
新入荷のギターの点検とセットアップをまとめて行う。これがなかなか大変である。
夕方先輩Kさん遊びに来る。この人は15年以上前からKISSのコピーバンドを手作り衣装でやっていた。さすがにこの3年ほどやっていないが、仲間内では「伝統芸能」なんて言っていたものだ。ポール役で一番楽しんでいるように見えたのだが「嫌々やっていた。」とは意外であった。
当時ロンドンブーツが入手出来なくて発砲スチロールを靴底にかましてたのがライブ中に取れてしまい、爪先立ちで歌っていたのを思い出す。


1999.12.15
今日1957年のストラトがリペアに入る。40年以上前に作られた楽器なのにネックはストレートを保っていて感心する。トラスロッドも全然回されてない。「ネックはそることがあるかもしれないから、ロッドを入れてある。」てなもんだ。対して「ネックはそるものだからロッドを入れてある。」てのが最近は多いように思う。


1999.12.14
問屋さんが立て続けに3件ほどみえる。あんましリペアははかどらなかったが高校生のお客さんのかわいい改造の為ピックガードをつくる。


1999.12.13
先週に引き続き、今日も大阪へ行く。Wade 上田さんのご厚意で神田商会大阪営業所を案内してもらう。目的は秘密である。それにしても大阪の町を車で移動するのは大変だ。車線をなかなか変えられないでいると上田さん曰く「大阪では車線を跨いでからウインカーをだす。」「車線を跨いで走るのがコツ」とのこと。なるほどタクシーはそうしとる。
上田さんはロイドロアーマンドリンを作っておられた。今日はまだ塗装前の状態であったが、完成前というのにそれを待てないお客さんがじっと作業を見守っていた。たしかにすばらしいものだった。ちょっと前にはマホガニーバック・メイプルトップのゴールドトップ+エレクトリック+マンドリン+P-90タイプPU(P-60じゃ。と言っておられた。)を作っていたな。


1999.12.12
昨日のチャンピオンシップはエスパファンには残念な結果であったがおもしろくいいゲームだった。澤登のフリーキック、大榎それに健太が出てきたときは何ともいえない予感を感じさせてくれました。いろんな所で言われているとおり経験なんだろうか。
Seagull のアコギを買ってくれたお客さんのご要望で弦張り替え、チューニング講座を行う。「Seagullは価格もお手頃だし弾きやすくいいギターだと思う。
Gibson 335 のナット調整。クラシックギターのサドルを作製。納品前のギターの調整を行う。


1999.12.11
プレペの配線を直す。開けてみるとアースが浮いていたり切れかかっているのでワイヤーも交換して配線仕直すことにする。配線材はベルデンを使用。音もクリアーになった。
Yamaha のセットアップをする。
志茂さんと電話でお話しする。制作活動もお忙しいようだがクリスマス過ぎにファッションショーにモデルとしてでるとのこと。見てみたいものである。高田延彦、佐竹雅昭もでるらしい。そういえば上田さんも公共広告機構のCMに出演したらしいが放映が関東らしいので見れないでいる。見てみたい。


1999.12.10
昨日に引き続きLPの作業と335のナット交換を行う。
夕方、リペアの相談が入る。Fender アメスタSTが逆ぞりしてしまい、トラスロッドを回していたら、ロッド調整部のキャップ部分が飛び出てしまったとのこと。
メイプルワンピースらしいし見てみないと何ともいえないが多分ネックごと交換かなぁ。
なんでもカビが生えるほどの湿気た場所に置いてあったらしい。これからは逆に乾燥のしすぎに気を付けなければいけない季節です。


1999.12.9
お客さんオーダーの Fender'52 TE が届く。サーキットも当時と同じ仕様のフロントポジションがベーストーンになっている。この辺は好みが分かれるところか。
Yamaha とGibson LP Costom のリペアを行う。
20年ほど前のクラシックギターがリペアに入る。最近多いのだが、昔使っていたギターを引っぱり出してきて「10年ぶりにまた始めてみたい。」という方が多い。思い出もあるのだろう。いいことだと思う。


1999.12.8
今日の店の音楽は一日中 ジョン・レノン でとおす。
珍しい Gibson がリペアに入る、Curvus というギター。写真でしか見たことなかった。しかもGibsonブランドのケーラートレモロ付き、ケーラーを見るのも久しぶりである。


1999.12.7
土曜日に引き続きPBの調整。ネック調整を終えジョイントする際、シムをかまして角度を変えてみるとなかなかいい感じになった。リフィニッシュした際の塗料がネックポケットにのっているのでこの影響もあるだろう。
PU交換のギターをお客さんに引き渡す。試奏し確認してもらう時が一番緊張する。気にいってもらえたよう。ありがとうございました。


1999.12.6
今日は定休日。大阪 WADE へ行く。大阪の方々との会話は楽しい。あのボケ・つっこみとか「間」というものは風土的なものなのかしら。
20時頃、明日大阪公演のリトルフィートが何とかというお店のパーティーに来る。というのでWADE上田さん、デジカメ・MDレコーダー・アルバムジャケットを握りしめお客さん達と出かけて行く。僕も行きたかったが明日はお仕事、家路につく。


1999.12.5
70年初期のFender PBとJBの調整にかかる。70年代のFender Bassはテンションがきついですね。
夕方、お客MさんがPlayer別冊のThe Guitar 8を持ってきてくれた。結構なお値段なので買うのを迷っていたやつである。クラプトンのサイケSGも載っている。塗ってみたいと思っていたのでいい資料になるが「少々写真が小さい」とか言ってると、昔の切り抜きで大きなものがあるそう。ありがたい。
只今ユニバースでは初期のクラプトンモデルをベースに金箔張り仕様を制作中。


1999.12.4
今日は静岡ダービーの日。浜松なのでジュビロがホームなのだが、僕は古くからの三羽烏ファンなのでエスパルスの応援である。さてどうなるものか。
Gibson ES175('50sの1ドックイヤーPU)のリペアを行う。古いものなので気をつかう。ネックが見事にまっすぐなのに感心した。
ストラトのPU交換。リアにダンカンリトル'59をのせる。これはいいPUだと思う。試奏してみるとなかなかいい感じ。このストラトCrews製でじっくりさわったことがなかったが作りも丁寧でいいギターである。


1999.12.3
J-45のクリーンナップ、クラシックギターのペグ交換をする。


1999.12.2
近所の奥様来店。少女時代には弾いていたがお子さまと歌うために又引き始めたいとのこと。しかしチューニングができるか不安があるとのこと。その後2時間弱、チューニングとギター講座をひらく。結果チューナーもお買い上げしてくれた。ありがとう。


1999.12.1
昨日のTVの芸能人格付けチェックの「ストラディバリウス」すばらしい音。過去いろんな楽器がでたがあれは分かった。
隣のCOOPに買い物に来た奥さんがフォークギターを衝動買いしてくれる。入門用の2万円台のギターだが日本製がいいというのでTOKAI-CE25Tをお買い上げ頂いた。
アメリカ、テキサスよりメールが来た。Tokai Love Rock の問い合わせである。どこでユニバースのHPを知ったのか?まだ日本でもヤフーにものっけてもらってないのに。そういえばヤフーの登録を何回もお願いしているのだが、未だにアクションがない。今はそんなに厳しいんであろうか。
Gibson 335TDのナット交換をする。


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